徳川家康三十二人の姫君の結婚 〜もう一つの大名統制
柴 桂子 著
四六判上製・320ページ
定価3300円[本体3000円+税]
彼女たちは政略結婚の悲劇のヒロインとして踊らされた人生であったのか?
実娘3人、養妹3人、姪や孫娘・曽孫娘、重臣の娘・松平支族の娘などの養女26人が家康の娘として結婚!宇都宮釣天井事件で名高い家康長女の亀姫、数奇な運命を辿った満天姫、真田信之に嫁いだ小松姫ほか有名な人物から掘り起こされた姫君まで32人が登場!!
ここに、隠されていた家康の遠謀が明らかとなる⁉︎
【著者プロフィール】柴桂子(しば・けいこ)
昭和12年、福岡県生まれ。歴史研究者。女たちの古文書を読み解き、それらを出版する「桂文庫」主宰。高校卒業後、9年間のブランクを経て早稲田大学に入学、在学中に結婚。卒業論文『江戸時代の女たち──封建社会に生きた女性の精神』が評論新社から単行本となる『江戸期おんな表現者事典』(現代書館)、『石原記・言の葉草──大名夫人の日記』(桂文庫)ほかを監修。
著書に『近世おんな旅日記』(吉川弘文館)、『会津藩の女たち』(恒文社)、『近世の女旅日記事典』(東京堂出版)など多数。

本書303ページより/部分